macOSをクリーンインストールしたら、サイトフォルダが403 Forbidden!!
主題
macOSで、(未だに)ホームディレクトリにサイト(Sites)フォルダを置いているケースで、内容が403 Forbiddenとなって閲覧できなくなった場合の対処について述べる。
背景
かってmacOSは、パーソナルWeb共有
の名のもとに、ホームディレクトリに自身のWebページを持てる設定をしていた。
しかし、現在では、それを支えるApacheもカスタマイズできなくなり、サイトフォルダも標準では存在しなくなった。それでも筆者のように、サイトフォルダを使い続けているユーザーもいなくはなかろう。
閑話休題、筆者は最近、macOS 12 Montereyをクリーンインストールする羽目に陥った。その際、何も考えずに、サイトフォルダを、新しくインストールし直したOSのホームディレクトリに、コピーした。
確認のためにWebページアドレスをブラウザで叩くと、403 Forbiddenとなった。Apacheのエラーログでも、ah00035(search permissionsについてのエラー)が出た。
コピーしてきたサイトフォルダのパーミッションは問題ないのに、何故?何故?を繰り返した。
何が起きたのか?
筆者がクリーンインストールに使ったのは、macOS 12.5 Montereyのインストールアプリケーションだ。こいつでOSインストールを行うと、ホームディレクトリのパーミッションは750(drwxr-x—)になる。
これは、macOSの仕様変更の一つで、もちろん次期macOS 13.0 Venturaでも同じだ。
実はこれが、今回サイトフォルダの内容が403 Forbiddenで読めなくなった原因である。
対応策
OS側のセキュリティ対策の一環であると思われるので、無理な変更は勧めない。あくまで自己責任で実施されたい。
やることは単純で、以下のコマンドをホームディレクトリに対して行えば良い。
chmod 755 yourHomeDirectory
以上。
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