IPv6(IPoE)接続サービスでWebサイトを公開するための手順

契約しているプロバイダのDTIが最近始めたIPv6(IPoE)接続サービスに切り替えてみた。このサービスには、従来のIPv4(PPPoE)と違う制限事項がある。

  1. 特定のポートを外部に公開できない。
    例えば、Webサイトの公開のために80番ポートを開放することができない。

  2. ダイナミックDNSサービスが使えない。
    DNSが使えないということは、WebサイトのURLがIPアドレスがむき出しになるということだ。

本稿では、IPv6(IPoE)接続サービスで、http://ntt.setupで設定を管理するNTT製のルータ(ホームゲートウェイ)にて、Webサイトを公開するための手順を説明する。

  1. ポート開放の流れの確認
    この部分は、こちらのサイトを参照されたい。図解入りで大変わかりやすい。

  2. IPv4アドレスを控える。
    上記で開いたIPv4設定ページに表示されている。

  3. 利用可能ポートから開放するポートを選び、番号を控える。
    上記で開いたIPv4設定ページに表示されている。

  4. 静的NAPT設定によるポート開放。
    対象プロトコルはTCP、公開対象ポートは上記で選んだ番号、宛先アドレスはプライベートネットワーク内のサーバーのアドレス、宛先ポートは80番にする。

  5. WebサイトのURL構成
    次のように構成する。ここで、11.22.33.44は、IPv4アドレス、9999は公開対象ポート番号のダミーである。

    http://11.22.33.44:9999

Apacheの設定ファイルでリッスンするポート番号を変更する手もあるが、筆者はHGWだけで完結する方法を選んだ。

以上

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