macOS 12.3以降でyoutube-dlを動作させる手順。

主題
youtube-dlをmacOS Monterey 12.3以降で動作させる手順について述べる。

背景
macOS Montereyは、バージョン12.3において、それまで同梱してきたpython 2.xを削除した。一方、youtube-dlは、pythonで記述されたスクリプトだ。ただし、バイナリ形式のため、これを書き換える事は現実的ではない。本稿では、python 3.xをインストールし、youtube-dlを動作させるための手順を示す。

確認
初めに、問題となった現象を確認しておく。youtube-dlは、インストール済みとする。

  • youtube-dlアップデートの確認

    sudo youtube-dl -U
  • または、バージョンの確認

    youtube-dl --version
  • を実行すると、以下のエラーが出る。

    env: python: No such file or directory

対応策
以下に対応策を述べる。

  1. python3のインストール
    何はともあれ、pythonのインストールが必要である。筆者は、ffmpegコンパイルガイドにおいて、python3をインストールしている。よって本稿でも、python3をインストールすることとする。

    Python3ダウンロードリンク

    このpythonは、起動ディスク直下のライブラリにpython.frameworkとしてインストールされ、呼び出しはpython3となる。

    インストーラーパッケージの処理が終わった後、Finderで、/Applications/Python 3.10フォルダが開く。ここでフォルダ内のInstall Certificates.commandをダブルクリックして実行すること。

  2. 「.bash_profile」の編集
    ホームディレクトリ上で「.bash_profile」という名前のファイルを編集する。書き込む内容は

    alias youtube-dl='python3 /usr/local/bin/youtube-dl'

    編集が終わったら、

    source .bash_profile

    これで、youtube-dlが動作するようになる。

参考:
youtube-dl installed but ‘python – No such file or directory’ error?

以上。

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