macOSのirbで日本語が入力できるようにする
本稿は、日本語が使えるirbにしておく – ザリガニが見ていた…。のEl Capitan以降対応版である。オリジネーターであるザリガニが見ていた…。
さんに深く感謝する。
ザリガニが見ていた…。
さんの記事にある通り、macOSのirbは、日本語を入力すると文字化けする。これは、irbが利用しているコマンド入力ライブラリというものが、日本語に対応していないことによる。
対策も記事にある通り、irbが利用しているコマンド入力ライブラリをreadlineに切り替えることである。ただ、El Capitan以降で導入されたSIPのおかげで、記事にある手順にひとつ手間が加わった。以下、それについて述べる。
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readlineのインストール
筆者はHomebrewを使っていない。こちらからダウンロードし、コンパイル&インストールした。tar xf readline-6.3.tar.gz cd readline-6.3 ./configure make && sudo make install
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SIPの解除
リカバリーモード(Cmd+R)で起動して、ターミナルを起動、次の通り入力、再起動する。csrutil disable
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コマンド入力ライブラリのreadlineへの切り替え
sudo install_name_tool -change "/usr/lib/libedit.3.dylib" "/usr/local/lib/libreadline.6.3.dylib" "/System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.0/usr/lib/ruby/2.0.0/universal-darwin16/readline.bundle"
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SIPの再設定
好みによるが、筆者は解除しっぱなしは避けた。よって再びリカバリーモード(Cmd+R)で起動して、ターミナルを起動、次の通り入力、再起動する。csrutil enable
以上である。
なお、本変更はOSアップデートなどでデフォルトのコマンド入力ライブラリに戻ってしまう。OSアップデートなどでは、再度readlineへ切り替える必要がある。
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