macOSのmd5出力を整形する

macOSのMD5(Message Digest Algorithm 5)出力整形について書きたい。未だにMD5かセキュリティ云々という人は対象外。

macOSにもmd5を計算するコマンドはある。そのままmd5という名前だが、これは出力フォーマットが、標準的なmd5sumが作るものと異なる。また照合する機能がない。

md5sumが作るものと同じ出力(md5ハッシュ<space><space>ファイル名)にするには、例えば次のようにする。

md5 -r [full path to file] | sed -e 's/ /  /g' > unix.md5

これの改行コードを変換すれば、こちらのWindows用ツールでの照合に使える。

perl -pe 's/\n/\r\n/' unix.md5 > win.md5

おまけ
筆者は確認の目的もあってmd5sumコマンドをインストールした。これはGNU core utilitiesの一部として提供されている。md5sumをインストールする場合、こちらから最新版(2017.02.01現在)であるcoreutils-8.26.tar.xzをダウンロードし、以下を実行する。

tar xf coreutils-8.26.tar.xz
cd coreutils-8.26
./configure
make
cd src
sudo cp -p md5sum /usr/local/bin

なお、GNU core utilitiesには、md5sum以外にも、sha1sum、sha224sum、sha256sum、sha384sum、sha512sumも含まれている。

以上。

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