gnuTLSからOpenSSLへの後退

本稿は、2020年末のAdobe flashサポート終了により、役割を終えた。記録としてのみ残しておく。

前のブログで大見得を切って、OpenSSLの代わりにGnuTLSを用いる記事を書いた。だが、100歩後退してOpenSSLを用いることにした。
理由は、OpenSSLでないと動かないものが他に見つかったため。

OpenSSL 1.0.2

OpenSSL 1.0.2系はサポート対象外となったが、1.1.0系および1.1.1系だと、セキュア接続でrtmpdumpがsegmentation faultを起こす。(HomeBrewのrtmpdumpはOpenSSL 1.1系をサポートしているようだが、同様にsegmentation faultを起こす)
筆者がrtmpdumpとwgetをインストールしている理由は、セキュア接続、もっと言えば 元記事にある通り、radikoの録音にある。録音ができないのは困る。よってここでは、OpenSSLのバージョンをロールバックする決断をした。

curl -LO https://ftp.openssl.org/source/old/1.0.2/openssl-1.0.2u.tar.gz
tar xf openssl-1.0.2u.tar.gz
cd openssl-1.0.2u
./Configure darwin64-x86_64-cc \
shared enable-ec_nistp_64_gcc_128 \
no-ssl2 no-ssl3 no-comp \
--openssldir=/usr/local/openssl/
make depend
sudo make install
rtmpdump
git clone git://git.ffmpeg.org/rtmpdump
cd rtmpdump
make SYS=darwin \
XCFLAGS="-I/usr/local/openssl/include -Wno-implicit-function-declaration" \
XLDFLAGS="-L//usr/local/openssl/lib"
sudo make install SYS=darwin
wget
curl -LO https://ftp.gnu.org/gnu/wget/wget-1.20.3.tar.gz
tar xf wget-1.20.3.tar.gz
cd wget-1.20.3
./configure --with-ssl=openssl --with-libssl-prefix=/usr/local/openssl/
make && sudo make install

以上。

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