WordPress引っ越し手順(備忘録)
[主題]
プラグインを使わずに、WordPressを引っ越したので、その作業手順を自分の備忘録として残したい。
[背景]
WordPress 引っ越し プラグインなし
をキーワードにしてググると、たくさんの結果がヒットする。しかし、大概は、WordPressのデータベースには手を加えず、エクスポートしたものを、そのままインポートする手順の記事である。これは、ドメイン変更を前提としていないためである。
そんな中で、自分が参照した記事は、(ドメイン変更に伴う)データベースの書き換え手順を含んでいる。しかし、その方法は、5ドルのドネーションウェア(本稿執筆時点)を用いるものになっている。
本稿は、その部分を無料で行うよう修正し、また、引っ越し作業全体の手順について、自分用の備忘録を残す目的で書き記すものである。
[準備事項]
-
FTPクライアント
WordPress本体の引っ越しに用いる。FTPって何?
という人は、以降を読むのを止めたほうが良い。 -
テキストエディタ
wp-config.php
と、WordPressデータベース(のダンプファイル)
の編集に用いる。
[手順]
-
WordPress本体のダウンロード
FTPクライアントを用いて、引っ越し元サーバーから、自分のPCにWordPress本体(wpフォルダ)をダウンロードする。 -
wp-config.php
の書き換え
ダウンロードしたwpフォルダにあるwp-config.php
をテキストエディタで開き、データベースの設定を、引っ越し先のものに書き換える。
マルチサイトの場合、このファイルに、引っ越し元URLが含まれているので、注意すること。 -
WordPress本体のアップロード
FTPクライアントを用いて、PCにあるWordPress本体(wpフォルダ)を引っ越し先サーバーにアップロードする。 -
WordPressデータベースのエクスポート
引っ越し元サーバーのデータベースをエクスポートする。 -
WordPressデータベースの書き換え
エクスポートしたWordPressデータベース(のダンプファイル)をテキストエディタで開き、引っ越し元サーバーのURLを検索、引っ越し先のURLに置換する。例:
引っ越し元:https://○○○○.stars.ne.jp
引っ越し先:https://○○○○.sakura.ne.jp
の場合
stars.ne.jp
をsakura.ne.jp
で置換する。(○○○○は同一文字列とする) -
WordPressデータベースのインポート
置換したWordPressデータベース(のダンプファイル)を引っ越し先のデータベースにインポートする。 -
記事の404対策
引っ越し先のURLを開いて記事を確認する。トップページやダッシュボードへのアクセスが可能で、記事が404 Not Found
になる場合、ダッシュボードからパーマリンク設定ページを開き、何もせずに保存し直すことで、この現象は解消する。
参考:
WordPressの引っ越し(移行)で 404 not foundになった時の対処法 – Qiita -
サイト転送(.htaccess)設定
引っ越し元のwpフォルダ内にある.htaccess
ファイルをダウンロードする。.htaccess
ファイルをテキストエディタで開き、引っ越し先へ転送(リダイレクト)するように編集する。編集後、引っ越し元のwpフォルダにアップロードする。
参考:
リダイレクト 「.htaccess」の記述 – WordPress を簡単に -
Google Analytics(GTM, GA4)の設定
Google Analytics(GTM, GA4)を利用している場合、引っ越し先URLのGoogle Analytics(GTM, GA4)設定(新規登録)も必要である。設定(新規登録)した上で、WordPressテーマ(子テーマ)のfunctions.php
を編集する必要がある。
参考:
GTMを利用したGA4設定方法を初心者向けにわかりやすく解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
ワードプレステーマ別に見るGoogleタグマネージャーの設定方法
WordPressのwp_body_openをbodyに記述してフックする
WordPressで子テーマを作成してカスタマイズする方法 – WEBST8のブログ
[参考サイト]
- WordPressのお引っ越し。手動でサーバー移行する手順
- WordPressの引っ越し(移行)で 404 not foundになった時の対処法 – Qiita
- リダイレクト 「.htaccess」の記述 – WordPress を簡単に
- GTMを利用したGA4設定方法を初心者向けにわかりやすく解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
- ワードプレステーマ別に見るGoogleタグマネージャーの設定方法
- WordPressのwp_body_openをbodyに記述してフックする
- WordPressで子テーマを作成してカスタマイズする方法 – WEBST8のブログ
以上。
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